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舌下免疫療法
スギ花粉症を含むアレルギーは一度発症すると自然治癒はほとんど期待できないと言われています。
それに対し、舌下免疫療法は、アレルギー性鼻炎の根治的治療方法の一つです。
ダニとスギ花粉に対する2種類の治療薬があります。
アレルゲン免疫療法(=減感作療法)は、アレルギーの原因となる抗原を繰り返し投与し、
その抗原に対する反応を弱めていく(=アレルゲンに対する免疫学的な耐性を獲得する)治療法で、根治または長期の寛解が期待できると言われています。
この治療法は1911年に初めて報告され、100年以上にわたって実施されてきました。
当初は皮下注射による通院治療(2~4週間毎に注射)しかありませんでした。
日本では、2014年ごろから舌下免疫療法薬が発売され、自宅でアレルゲン免疫療法が可能となりました。
<日本での歴史>
•スギ花粉症に対する舌下免疫療法
2014年10月8日、スギ花粉に対する液体舌下投与製剤(商品名シダトレン)が発売される。
シダトレンは液体で、8℃以下の冷所保存が必要。
2018年6月29日、室温保存のできる錠剤型のシダキュアスギ花粉舌下錠が発売される。
•ダニアレルギーに対する舌下免疫療法
2015年11月19日、アシテアダニ舌下錠が発売される。
2015年12月3日、ミティキュアダニ舌下錠が発売される。
<製薬会社の情報サイト>
シダキュア・ミティキュアに関して:https://www.torii-alg.jp
アシテアに関して:https://www.dani-allergy.jp
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